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九谷焼の置物で、巡りゆく春夏秋冬を和やかに表現する道場八重さん

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四季折々を歓ぶ飾り物

桃太郎や金太郎といった物語が、今にも幕開けする。
そんな雰囲気を漂わせる置物づくりを得意としているのが
石川県加賀市大聖寺地区に工房を構える道場八重さんです。

江戸時代には加賀国の最南端に佇む城下町として
九谷焼の発祥と再興にも深く関与した大聖寺地区で
道場さんは、干支置物や節句の飾り物など
季節の到来を告げる焼物を得意としています。

柔らかいフォルムに、穏やかな表情を浮かべ
桃太郎のきび団子や、お雛様の扇子といった
小物がまでもが可愛らしい置物は
「タタラ型おこし」によって作られています。

タタラ板と呼ばれる粘土を、置物の型に貼り付けることで成形し
そこへ粘土を足して、大きさを調整し、小物を付け加えています。

 

1つの造形から、多彩な置物が生まれる。

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お雛様や桃太郎の人形も、実は1種類の形を基本としながら
絵付けや装飾、サイズの違いによりバリエーションを豊かにしています。

雛祭りや端午の節句、七五三や干支など、巡りゆく春夏秋冬をテーマに
和やかに季節の到来を告げる作風が貫かれています。

また「一輪生 女の子」は、花畑で道草する純真無垢な幼子を思わせる作品で、
そこに挿す花を変えることで四季の移ろいを感じられます。

寓話や昔話のキャラクターをモチーフにした
様々な作品展開を想像すると胸が膨らみます。

 

願いを託された動物の蓋物

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様々な動物を模った置物も、道場八重さんの十八番です。
中でも干支シリーズは、正月のテーマにも掲げられ
迎春に向けて、毎年作陶されています。

例えば、十二支に数えられる羊をモチーフとした蓋物には
お香を置くための香合や香炉があります。

蓋物はアクセサリーケースや小物入れ、菓子詰めやシュガーポットにもなり
日本文化と縁ある動物を模ることは、縁起を担ぐ意味合いもあります。

招福や厄除けといった願いを秘めた蓋物。
そっと蓋を持ち上げると、吉兆が訪れるような気持ちを抱きます。

 

艶めく唐草と幾何学文様

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置物や蓋物に一貫している穏やかな線描と和やかな作風は
茶碗や小皿、カップの絵付けにも活かされ
ふわふわと漂う浮草のような唐草などを手掛けています。

 

 

作風を活かしたオーダーメイド

道場八重さんの作風に満ち溢れた
食器や置物を特注できるサービスです。
絵や形などの制限もございますが
お気軽にご相談ください。

オーダーメイドの流れ

 

 

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